【 Canon IP4500 不具合ぶつぶつ 】


■購入から2年?(2009.3.28)

 ウチではなく会社のプリンタ、Canon IP4500でトラブルが。
購入から2年くらいかなぁ、頻繁に使うわけじゃないので使用頻度はさほど高くもなく、それで2年程度なので使い込んだとはとても言えない。ある頃からおか しな現象が出始める。

 印刷しようとすると「排紙トレイが閉じているため印刷ができません。」というようなメッセージが出て「OK」しか選択できな い。そして印刷はキャンセルされてしまう。もちろんトレイは開いてるし、開ききってないわけでもない。何を言ってるんだコイツは。。
それでも排紙トレイ(前面の蓋ですな)をちょっと押し下げてやるとメッセージが消えたので、このメッセージが出るたびにそうやって誤魔化し誤魔化し使って きた。けれどだんだんそれも効きにくくなってきて、ましてや仕事で急ぎの場合は困る事に…(CDラベル面印刷とかインクジェットプリンタでないと出来ない ものがある)
 当然保証期間は切れている、Canonに修理に出すと、きまった額がかかるらしい。1万ちょっとで買ったプリンタの修理に7千円超はどう なのかと…新品買ってヘッドもインクも新品付いてくる方が良いような気がする。どうせ使い続ければ廃インクタンクエラーとか打ち止めチックな事が起きるわ けで。
そんなわけで、ググってなんとかならんものかと画策するようになる。

■希に見かける不具合ぽ

「ip4500、排紙パネルが閉じて、印刷できない」などの単語を連ねてググりまくる。個人blogや2chのスレがHITするが、同じ型番の ものについては出てこない。。まして不具合を直したって人の話は少ない。
 分解方法が書いてある修理サービス用のPDFがめっけられるらしいうキーワードがあったけど、残念ながらこの機種のはなかった。番号が近ければ使えるか もと思って見てみたけど、ようわからなかった(;´Д`)
こんなもん調べにばかり時間食ってられないし、ヒマを見ていろいろ探してみるが、いまいちジャストな情報はみつけられないが、おそらく造り的には大差ない だろうということで、取りあえず分解に挑戦してみる。

分解の参考にした記事様。
Canon PIXUS ip3100 の 廃インク吸収体が一杯になりました というエラーの復旧について【2回目】
  機種は違うけれど、分解の参考に

PIXUS ip4100の修理
  やはり機種は違うけれど、トレイ開閉のスイッチの形などが分かる。

PIXUSの排紙トレーを直す
  同じく機種違い…でもここと同じ処置をしようと思った。

ロシアの記事→ http://www.startcopy.ru/repair/rol_c_ip4500.htm  (←追記)

   ロシアのページはIP4500の分解をしてます、google翻訳にかけるとわかりやすかった!かなり参考になったよ!(←追記)

■いざ修理…できたらいいな。(2012.3.17追記)

現物がないままコレを書いてるので記憶イマイチだけど、やったことを書いてみる。

 1)まず、上部の給紙部分を開けて、上面左右の黒いパネルを内側にずらして外した。
 2)小さい横穴が出てくるので、マイナスドライバーで押し込みつつ、プリンタの側面のパネルを外した。
 3)プリンタ背面の小さい穴にドライバを突っ込み、プリ ンタ上部分をがぽっと外そうと思ったけど、これが外れない。
   どこが引っかかってるのか分からなくて四苦八 苦。開閉センサーがどこにあるのかもイマイチ分からず。
   しかしもっと分解しないと出てこない位置なのは 確か。一度はここで断念。壊れたらヤバイから(汗

 4)社長に「プリンタが不調、修理で数千円、買った 方がマシかも」と根回しをしてから再開。
   丁度、ちょっと手先が器用な某氏が通りかかった ので捕まえて挑戦してもらう(←責任転嫁かっ)

IP4500のトレイ開閉検知スイッチは青丸の裏あたり

5)側面パネルを外した状態から開始。色々いじくり回した結 果、某氏は案外力業で事をなす(爆)
  裏側の穴にドライバをつっこんでカバーを多少浮かした状態にしつつ、赤丸の部分を持ち上 げて、
  半ばむりやりこの引っかけてある部分を外す。破損注意。
  そうすると、青丸の裏側あたりにトレイ開閉の検知スイッチがあるので、注意して引っ張り 出す。

  スイッチの形状はPIXUS ip4100の修理 さんの写真でよく分かる。

3)えー、2012年3月、今度はCDトレイ部分の蓋が開いてないと騒ぎ出したので再度修理を試みた。
  プリンタ分解で先述のように苦労したのは、やはり外す順序がちがったからだった。。
  前の項目に書いたロシアのページ(http://www.startcopy.ru/repair/rol_c_ip4500.htm)さんがわかり やすかった!
  google翻訳にかけて参考にさせていただきました。
  その結果…

ip4500

  前面トレイを開け、左側隙間から見える黒い板部分(オレンジ◯部分)を、ドライバーで押したらなんか外れた!そして持ち上がる左側上部。お おっ
  最初それが分からず、少し手前のペラペラの板部分を押しまくって傷だらけにしている(オレンジ◯の下側のヤツ

4)同じように右側のひっかかりも外す。似たような部分をとにかく突っついて外す(印の奥、どう押したかわからないけど外れた)
  画像が悪いうえに暗くてわかりにくいけど、左と同じ位置にあるプラ板のようなものを押す。

ip4500

  全景を撮ればよかったのだけど、他に人が残っていたのでやめちった(残業中だったのだ)
  とにかくこの二箇所を外し、あとは背面の細長い穴にマイナスドライバを突っ込んで押すと、上部がぱこっと外れる。
  今までの苦労はなんだったの、という感じにぱっこし外れるよ(;´Д`)

5)CDトレイのスイッチはどこだ…。それは左側にあった。
  これまた全景を撮っておけばよかった…。まぁCDトレイの蓋を開け閉めすると、それらしきものが分かるので大丈夫かと。
  記事的に前後してしまうが、前回修理したのは次の項目の6)にあるように排紙トレイ。
  そこは開きっぱなしでもいいけれど、CDトレイは開きっぱなしと認識するようにしてしまうと、紙印刷ができなくなってしまうのだ。

ip4500 CDトレイ蓋開閉感知スイッチ 

  超ピンぼけ写真だが、この◯部分がCDトレイ蓋を開け閉めすると動く部分。
  開けた時に白いプラ部分が上がり、左の黒いスイッチが持ち上がって「開いた」となるらしい。
  何かの劣化により、この部分が緩くなったみたいなので手っ取り早く底上げすることにした。。つまり2ミリほど厚紙を貼りつけてみた。
  蓋を閉めると面倒なので、分解状態のままテスト印刷をさせる。ちゃんと動いたのでOKということに。
  ただCD蓋開いてないよエラーは、まだ毎回出るわけじゃなかったので、今後出なくなれば修理完璧ということにw 今のとこ大丈夫。

↓以下、前回の排紙トレイ拓いてないよエラー修理に戻る。
  
6)最初はPIXUSの排紙トレーを直す さんと同様にスイッチのハンダ修理にしようかと思ったけれど、
  要はスイッチが入った状態のままになってりゃいいので、テープで簀巻きにして固定することにする。

ip4500 開閉感知スイッチ簀巻き修理
  (2012.3 再度蓋を開けたので、写真とっといた)

  なので元の位置にすら戻さず、コードを挟まないように注意しながら浮かした状態のガワを元に戻す。
  側面パネルと外した上の部分を元に戻して、レッツテストプリントっっ

■直りますたヽ(´ー`)ノ

印刷してみると、ほぼ100%出ていた「排紙トレイが閉じているため印刷できません。」がすっかりでなくなりやした。ばんざーいヽ(^0^)ノ
このエラーが出ると、まっっっったく印刷ができなくなるので非常に迷惑、個人的には無くてもいいセンサーだよ(;´Д`)
色々調べていると、長年使うと溜まるらしい廃インクタンクでも印刷出来なくなるらしい。これも取りあえずの解除法はあるみたいだけど、いずれは廃インクが 溢れるという状態になるらしいので、こうなったら修理は困難ぽいっすね。そこまで行ったら買い替えか。。。

会社での事なので写真が撮れなかったため、あまり参考にならないかもだけど、一応情報と経験として書き残してみるよ。こういう情報には自分もか なり助けられてるからw
(というわけで2012年3月に CDトレイ蓋開いてないよエラーのため追記しました…間に突っ込んだのでメタクソになったけど、わかればいいよねっ)